胎児へのまなざし―生命イデオロギーを読み解く (パンセ選書)
バーバラ ドゥーデン
定価: ¥ 2,100
販売価格: ¥ 2,100
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発売日: 1993-10
発売元: 阿吽社
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半分は面白いが曖昧な内容
基本は、18世紀ドイツにおいて、妊娠・胎児がどのように認識・確認されたかという歴史的研究。当時の女性にとって妊娠がはっきり医学的に確認されるものではなく、きわめて広義かつ曖昧なものだったという指摘はきわめて興味深い。妊娠はむしろ女性自身が決定する事柄だったというのである。
しかし、その根拠については曖昧にしか説明されていない感もある。現代の、著者自身の友人が妊娠した話なども挟まれ、全体的な焦点が絞られていない。18世紀との比較において現代の問題やフェミニズム的視点の導入が必要だったのはわかるが、アイデアの提示だけで終わってしまっているように思える。
