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「幸せなお産」が日本を変える (講談社プラスアルファ新書)

「幸せなお産」が日本を変える (講談社プラスアルファ新書)
吉村 正
「幸せなお産」が日本を変える (講談社プラスアルファ新書)
定価: ¥ 840
販売価格: ¥ 840
人気ランキング: 5801位
おすすめ度:
発売日: 2008-04
発売元: 講談社
発送可能時期: 在庫あり。
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友達に薦められるがままに「幸せなお産」が日本を変える (講談社プラスアルファ新書)を読んで見ました。これまではこのような系統の本を読んだことがありませんでした。
しかし、「幸せなお産」が日本を変える (講談社プラスアルファ新書)を読んでみて思ったことは、明らかに読まず嫌いだったということです。
もっと早くからこの「幸せなお産」が日本を変える (講談社プラスアルファ新書)を読んでおけば良かったと今では思います。新しい知識が増えて嬉しく思います。そしてこの「幸せなお産」が日本を変える (講談社プラスアルファ新書)を紹介してくれた友達に感謝の気持ちでいっぱいです。それくらいに読んで良かったと思える本に出会えました。

この本で出産先を決めるべからず
出産にあたって、一種の楽しみや気合をいれるために読むにはお勧めです。
確かに、妊婦も出産時の体力をつけるために適度に運動を続けることは大事でしょうし、整体師の人の本などを読むと、妊娠中、産後は目の酷使はよくないようなので「妊娠したら(デスクワークなどの)仕事はしない」という面は、おおむねその通りかな、と思います。妊婦同士で著者が考案して設けている「お産の家」にしても楽しそうですし、それ自体はいいでしょうね。

でも、妊娠した方が、出産先の機関を決める時に読むのであれば、この本とは関係がない、医学的なことを冷静に書いた本を読むとか、他の産科医の意見を聞くなどして、バランスをとるべきだと思います。ネットで検索しただけでもこの著者に対する批判記事は見つけられます。そういうものも見た上で自分で考えることが大事です。

他の方も書いていますが、この本は宗教的・精神世界的な内容に偏っています。神風を期待する旧日本軍みたいな精神論ありきで、神に任せれば現代医療の力などいらない、と医師であるはずの著者が言っています。この本の言葉通り受け取るのであれば、助産院だけあれば出産はできるということで医者はいりません。いや、現代医学のシステムの中で数年きちんと勉強する助産師さえもいらないということになってしまうのでは?
江戸時代などは医療介入しなかったので、お産は自然にうまくいっていたとありますが、江戸時代の医療レベルでどれぐらいの人が安全に生んでどれぐらいが死んだのかということはまったく述べられていません。あと、江戸時代と現代では女性のライフスタイルや体格も違い、子宮にまつわる症状の有無、出産年齢も違いますから、すべての女性がこの本に影響を受けてその通りにする、というわけにはいかないと思います。

お産はおそらく8割以上は自然分娩して問題ない人が多いのでしょう。問題があるケースというのは全体からみれば10パーセントは切るでしょうから、8割がたの人は「吉村先生のところで生んで問題なかったよ」という結果なので、結果オーライということで問題にならないのだと思います。お産は(病気もそうですけど)個人差があるし、初め問題がなくても出産時に何が起こるのかは誰も正確には予測できないと思います。それを念頭において読むべきだと思います。

日本は世界的にも出産で母子ともに死亡率が低い国ですが、それは医療の発展があってこそ、ということは知った上でこの本を読むべきだと思います。死亡率が低いということと、死産については当事者は余り語らないので、現在の日本では出産での死亡というのが余り見えにくくなっており、だからこそ「自然分娩がいい」と贅沢なことを言えるのだと思います。

女性として、女性を礼賛してくれるのはうれしいけど、「子供を産んで真の女になる」とか、男性に対して「命をかけてこそ男」と言って例として戦争に赴く兵士を引き合いに出す(命をかける、っていったら例えはこれしかないのか?不条理に耐えているサラリーマンだって命かけてると私は思いますけど)所が結構うざったかったです。

心の目で読んで欲しい
人間の価値がお金より軽くなり、命が粗末に扱われる現代だからこそ、
「いのちを産む」ことの大切さ、「生きる力」の尊さを説いたこの本の価値は大きい!
そして何より、医師が医師という立場を省みず現代医療(実際には医療に留まらず現代社会全体の)抱える問題点を提起し、
『生』の本質を小学生にもわかる言葉で書いたことは驚きである。
本質であるからこそ、宗教にも哲学にも通じるのだ。この書評を読む人達に言いたい。

『言葉の字面のみに捕らわれることなく、また、老若男女という立場に捕らわれることなく、しっかり読み込んでもらいたい。』

本質に触れる1冊であるからこそ10回でも20回でも読んで欲しいのだ。
そうすれば、吉村医師が人生を賭して何を伝えようとしているか、その本質が解かる筈だ。
この本の本当の価値が解かれば、軽軽しく批評できないことに気づくだろう。

是非素直な気持ちで読んでもらいたい。


いのちを産むことは、いのちをかけること
「幸せなお産」とはどのようなお産なのか。
「いのちを産む」とはどういうことなのか。

吉村医師の言葉は、お産を通してみえてくる人生哲学です。

先生が医師の尊厳をかけて守り続けてきたのは、
女性の母なる神聖さだと、この本を読んで気づきました。

女性には元来、産む力が備わっている。
自然が与えた「母となる産みの喜び」を、なぜ私たちは自ら恐怖心をあおり立て
簡単に医療の手に引き渡し、壊してしまうのでしょう。

女性の大事な部分を切ることは痛い。
おなかを切ることは痛い。
でも、いのちが生まれようとする営みは、
喜びの痛みであって、本当の痛みではないはず。

女性の身体を「安全」という大儀のもとに平気で切り刻む、
赤ちゃんを「出す」という感覚の現代産科学への疑問と、
産科医なしには怖くて産めないという女性たちへ。

赤ちゃんは、いのちをかけて生まれてくる。
母親は、いのちをかけていのちを産む。

だからこそそこには、自然のルールの厳しさがあり、感動があり、喜びがある。

この本には母となる女性のあり方・本質が
ときには厳しく、しかし愛情あふれる言葉で綴られています。

「いのちを産むなら、いのちをかけろ! 女はいのちを産む、神聖なる存在なんだ!」

この本が語るいのちの本質は、データや数字で語れるものではありません。

これからお母さんになろうとしている方だけではなく、
自分の子供が可愛くないと悩んでいるお母さんたち、
そして産科医の先生方、助産師さんたちにも、
ぜひ、読んでいただきたいと思います。



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